【感想】「りさ子のガチ恋♡俳優沼」で危機感を覚えないオタクはやばい

【感想】「りさ子のガチ恋♡俳優沼」で危機感を覚えないオタクはやばい

 

こんにちは、そうぞうさんです。

週に5日も働くと本を読む体力が残っていなかったのですが、ここ最近はお仕事をお休みしているので、久しぶりに読書ができました。

本を読まないと、外の世界が閉じていくような感覚に見舞われます。

 

今日読んだのはこちら

「りさ子のガチ恋♡俳優沼」

 

これを読んで危機感を覚えないオタク(特に3次元オタク)はやばいなと思いました。

身に覚えがありすぎるので、自分も注意していかなければならないな、と。

感想を書いていくので、よろしければお付き合いください。
専門用語らしき言い回しが多発しますが、作中にも出てくるワードなので説明は割愛させてもらいます。

 

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「りさ子のガチ恋♡俳優沼」感想

”今”のオタク女子があまりにも生々しく描かれている

このお話は、ある「2.5次元俳優」にのめり込む現役OLオタクのお話です。

基本的にりさ子の、もしくはりさ子が応援している俳優の後輩「あっきー」の視点で物語は進んでいきます。

 

まー生々しいよね。

今現在の女性オタクを見事なまでに表現しています。

いわゆる「愚痴垢」と呼ばれるツイッターアカウントが出てきたり、観劇後に観客であるりさ子たちが「打ち上げ」と称して飲みに行ったり、転売ヤーの話題が出てきたり。
とにかく生々しいです。

私も若手イケメン俳優と呼ばれる人たちは好きですし、2.5次元舞台も好きです。

でも舞台は全通!転売でもなんでも利用して最前列死守!禁止されている出待ち行為をする!といったりさ子のようなオタクがもともと苦手なので(同族嫌悪かもしれませんが)、まあとにかくイライラしました。

複数回通うという気持ちはわかるので、そのあたりも妙に生々しかったです(参考:ライブや演劇に複数回通う人間の心理と理由)。

 

中でもイライラしたのが愚痴垢の再現度!

愚痴垢は持っていませんが、愚痴垢の人たちってみんなああいう言葉遣いだよね。
自分の素性がばれないのをいいことに、アラサーの人を「○○おば」って呼ぶよね。

ちなみにりさ子は愚痴垢も監視しているタイプのオタクでした。

もうその時点でだめだよ。

好きなものの愚痴垢を見るのは馬鹿な行為だよ……と、とにかくイライラしました。

 

「オタクは崇拝対象と同列ではない」と胸に刻め

このお話の何が怖いって、りさ子がガチ恋勢なことなんです。

ガチ恋とは、ファンなのにガチで恋しちゃってる人のことです。

ガチ恋勢はまじでやばいからなあ。

悪いとは言わないけれど、勝手に恋してるくせに、推しに彼女がいるとわかった途端に豹変するからまじでやばい(私調べ)。

 

ガチ恋勢に対しては、「なんで崇拝対象と自分が同列にいられると勘違いできるのだろう」といった疑問しかないです。

こういった表現は作中にも出てくるのです。

太陽に近づきすぎたら、こちらは跡形もなく燃え尽きるしかないのに。

なんで自分のことを太陽と同列だと考えられるのだろう。

この考え方って、最終的には自分の身を滅ぼすだけだから即刻やめたほうがいいのに……と常々思っています。

 

誰でもりさ子のようになりうる、どころか現になりつつある

上で散々言っているとおり、りさ子みたいなオタクってツイッター上に山ほどいるんですよね。

自分もそういう身だからわかりますし、そういう人をフォローしたこともありました。

 

りさ子はやっちゃいけないことまでするし、推しである俳優を引退まで追いやったりしているのです。

一度「裏切られた」と感じるやいなや復讐に走る。

この時点で私には理解できないです。

そして復讐が終われば別の俳優に鞍替え。

最悪ですね。
人様の人生をなんだと思っているんだろう、とここでもまたイライラします。

 

ただ、これってフィクションだけの話でもなさそうなのです。

以前とある若手俳優が、この作中にも出てくるような妄想ブログの餌食になったことがありました。

たしかその後にストーカー事件まで発展したとかしないとか……。

まさにこのお話のまんまだったんですよね。

りさ子のように暴走してしまったオタクがこの世に実際に存在したのです。

言い換えれば、誰でもりさ子のようになりうるし、下手をしたらもうなっているのです。

 

作者は「舞台俳優サイド」だという恐ろしい事実

これだけリアルな女性オタクを描いた作者・松澤くれはさん。

この方って脚本家・演出家と「舞台俳優サイド」の方なんですよね。

 

……めっちゃ怖くないですか?

 

私たちオタクが応援している俳優さんも、みんな我々オタクサイドのことを理解している可能性があるということですよね。

そう考えるとめちゃくちゃ怖くないですか?

愚痴垢の存在もガチ恋勢の存在も筒抜けかもしれないと思うと、なおさら下手なことはできないなってなりません?

そういう意味での恐怖も覚えました。

 

まとめ

「推し」とは白鳥なのだ

私たちの推しも、私たちオタクが後ろめたいことをしていることだってわかりきっているかもしれません。

それでも舞台上ではあんなにキラキラしている。

そう考えると、一見優雅に見えて、水面下で苦労をしている白鳥のように思えてくるのです。

白鳥のように気高い推しと、オタクは同列ではない。

同列に考えている人が多いのも事実ですが、それはまずいことなのです。

オタクはそのあたりに危機感を覚えないと、双方共倒れになるだけなんだろうなと思いました。

 

おわり

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